【動画あり】アトピーのための化粧品や対策方法。ステロイド皮膚炎、脱ステロイドにも アトピー化粧品.jp
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アトピーの痒みを止める薬


アトピーと言えば「痒み」。もう痒くて痒くて頭がおかしくなります。
じゅくじゅく期強い乾燥期は24時間常に痒いですから、当然質の良い睡眠はとれません。
布団に入ると体が温まり尚痒くなりますし、奇跡的に寝れたとしても痒みで目が覚めます。

人間は睡眠によって細胞が再生されたり生成されたりしますので、質の良い睡眠がとれないということは皮膚細胞にとって悪い事このうえないのです。
まさに「寝る子は育つ」。 でもわかっちゃいるけど寝れないものは寝れない。

お金の心配をせずに仕事や学校に行かず家で上げ膳据え膳のアトピー闘病ができるのであれば昼夜を問わず寝たいときに寝る、寝れるときに寝るというのができますが、仕事や学校がある場合はそんな入院生活のような事はできません。
そんな時は強制的に痒みを止めて、質の良い睡眠を確保するのです。

強制的に痒みを止める方法は、薬しかありません。
薬以外は患部を冷やす方法がありますが、冷たいサラヴィオをつけてみたりアイスノンをあててみても、痒みが緩和されるのは一瞬で、上手い具合に寝れたとしてもすぐまた痒くなって目が覚めてしまいます。
薬は症状に合ったものをお医者さんに処方してもらうのが一番良いのですが、アトピーの場合、病院に行って「痒い」といったらまず外用のステロイドやプロトピックが、「痒くて寝れない」と言えば内服のステロイドか睡眠導入剤が処方されるのがおちです。

はっきり言いますが、ステロイドは痒み止めじゃありません。消炎剤です。 プロトピックは論外。免疫抑制剤です。
睡眠導入剤はまぁ、目的そのものですから効けば嬉しいですけど、内臓が不健康な可能性が高いアトピー患者が服用していいわけがありません。



痒いんだから痒み止め  鎮痒剤(ちんようざい)を

行き詰まったときは原点に返り 「痒みを止めたい時は痒み止めを。」
こう考え、純粋な痒み止め成分であるクロタミトンを思い切って塗ってみました。
商品名は「オイラックスソフト」です。ステロイドは入ってません。
これがなんと驚くほどに痒みがピタッと止まり、寝れる寝れる朝までぐっすりです。

塗ってすぐ患部に熱っぽさを感じますが、1分もすれば熱っぽさはスーッと消えて、痒みもスーッと消えていきます。効きすぎてびっくりします。
あまり効きすぎるので常習してしまい、薬品負け(接触性皮膚炎)を起こしたほどです。

▼オイラックスソフトの紹介と、個人的な意見ですが使用上の注意点です。
オイラックスソフト

アトピー患者の使用上の注意(個人的な意見です)
●どうしても寝たい時だけ塗って下さい。
●じゅくじゅくした患部に塗るととても刺激があります。
●薬品負け(接触性皮膚炎)をおこす可能性が高いです。

※サラヴィオをつけて乾いてから薬を塗ると、皮膚ダメージを軽減できるそうです。

オイラックスという薬にはたくさんの種類が売られています。
ステロイドを含有したものもありますので、間違いなく「オイラックスソフト」を選んで下さい。

脅かすわけじゃないですけど、病院に行って「オイラックスを処方して下さい」と言っても処方してくれないと思います。オイラックスの適応症にアトピー性皮膚炎が無いからです。
オイラックスは普通、虫刺されや疥癬に用いられる薬で、お医者さんもそう認識してる場合が多いと思います。
「接触性皮膚炎になるから止めなさい」と言うお医者さんがいたら、それは正論です。


(補足)
痒み止めの成分としてもうひとつ有名なのが「レスタミン」、痒み止めとしても用いられる局所麻酔薬「アミノ安息香酸(あんそくこうさん)エチル」があります。

それらが配合される商品も使ってみましたが、効果はクロタミトン(オイラックスソフト)の勝ちです。 レスタミンや局所麻酔薬では朝までぐっすり寝れませんでした。
ですが、これは個人差です。
私に有効だったのがクロタミトンだっただけで、違う方だったらレスタミンやアミノ安息香酸エチルである可能性は十分あります。

▼いちおうそれらの薬も紹介しておきます。
興和新薬 新レスタミンコーワ軟膏 (レスタミン)
【小林製薬】ラナケインS 30g【第3類医薬品】 (アミノ安息香酸エチル)



掻き壊しには抗炎症剤(ステロイド)を

昨今、ステロイドに嫌悪感を抱いている方が多いです。 ステロイドの薬害を受けた方にしてみたら当然の事です。
ステロイド皮膚炎になってしまったら最後、もう脱ステするほか道はない、こんな選択肢もない地獄の闘病を強いられてる方にしてみたら、精神的にはステロイドにアレルギーを発してることでしょう。
ダメだとわかってても使わずにいられない、という方が大半かもしれません。
その方達からはブーイングが起きるでしょうが、今ここでは正しいステロイドの使い方のひとつとして「掻き壊した時」と題をつけてステロイド入りの痒み止めを紹介します。

掻き壊しの傷というのは、擦り傷切り傷と同じ扱いで、ただ単に皮膚が破れてる状態です。
破れた皮膚を治そうとかさぶたを作って血管や細胞を修復しにかかるのですが、かさぶたができるとムズムズと痒みがでてきます。
ただでさえ痒いのにアトピーの場合はそれにアトピーの痒みが割り増しされますから、かさぶたを剥がしながら違うところを掻いて皮膚を破き、またかさぶたができては剥がしながら掻き、の悪循環に陥り、傷が治りきれずに増え炎症を起こします。
「アトピーが悪化した」と言われる状態では、この掻き壊しの悪循環が最も多いのです。

そんな悪循環を止めるには、純粋に炎症を止める薬を使います。
炎症を止める薬にはいろいろ種類はありますが、一番有効なのがステロイド剤です。
まず一時的にステロイドで傷を治し、それから根底の問題であるアトピーを治療していきます。
そうしないと、いつまでたっても傷が治らず、アトピーの治療はおろか傷口から菌が入り化膿したり感染症を引き起こしたりします。
病院に行くと「まず、傷を治しましょう」と言われた経験はないでしょうか?
それはこういう理由からです。
ステロイドにはランクがあるので、病院で部位やその患部に合った薬を処方してもらうのが一番です。

病院へは行きたくない場合、一般大衆薬でも応用がききますが、ステロイドのランクが自分の患部に適しているかを見極める能力が必要です。
ステロイドのランクは薬局の薬剤師さんに聞けば済みますが、薬剤師さんに患部をみせても「病院で医師の指示に従って下さい」と言われます。

一般大衆薬でのステロイド外用薬は、ストロングクラス以上のものは販売できない決まりがありますからそれ以上のステロイドは売られていません。
処方箋で出る薬ではリンデロンVやフルコートのクラスが最も強いステロイド含有薬として売られています。

ですから自分の患部の状態を見極める場合、傷の状態と患部(皮膚の薄い・厚い)から、ストロング、マイルド、ウィークを選べばよいのです。
そして、できればクリームより軟膏がいいです。
クリームは浸透性が高く刺激が強いからです。傷口によってはしみる場合があります。


▼ステロイド含有の外用薬(第2類医薬品なのでネット販売はされていません)

エンクロン軟膏…吉草酸酢酸プレドニゾロン(ステロイド:ストロングクラス)
クロタミトン含有なので痒みも止めつつ炎症も止めます。メントールがスースーして気持ちがいいです。




オイラックスPZ軟膏、オイラックスA、オイラックスデキサS軟膏
全シリーズにクロタミトンが含有されてますから、痒みも止めつつ炎症も止めます。ステロイドの強弱でシリーズされてますから自分の患部に合う薬を選びやすいと思います。


これ以外にも驚くことにステロイドを含有してる軟膏やクリームはドラッグストアの棚にたくさん売られてます。
「 虫刺されに!」 「辛い痒みに!」 「かぶれ・湿疹に」 などのキャッチコピーがついて、ありとあらゆるステロイドがたーくさん。

アトピー患者の使用上の注意(個人的な意見です)
●掻き壊した部分に2〜3回だけ塗って下さい。(傷が治ったら薬を止めてサラヴィオなどの自然治癒療法を進めて下さい)
●じゅくじゅく期には使用しない事。
●決してランクの違うものを塗らない事。自分で判断できない時は、素直に医師の指示を仰ぐこと。

※サラヴィオをつけて乾いてから薬を塗ると、皮膚ダメージを軽減できるそうです。



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